APECの取り組みについて、貿易や投資の自由化や円滑化、そしてそれに伴う経済協力や技術提供などの地域経済連合が挙げられます。関税や非関税障壁、サービス等の壁をなくし自由化、円滑化、制度の明確化と透明性を向上させること、それに伴う促進について取り組まれています。
成長戦略においては、世界においても経済成長が著しいアジア太平洋地域における持続可能な発展を実現するために、5つの特性に焦点を当てて活動を行ってます。まず均衡ある成長です。エコノミー間及びエコノミー内の経済的不均衡の削減と解消へ取り組んでいます。アジア太平洋地域における均衡を持った成長を目指すことになります。次にあまねく広がる成長です。社会のあらゆる層が経済成長に参加することと恩恵を受ける機会の確保になります。すべての人が格差なく成長を受けられるようにするものです。そして、持続可能な成長です。環境との共生を高めるグリーン経済への移行をすることになります。大気汚染や環境破壊をすることなく、継続的に産業などで成長できることを目論んでいます。また革新的成長については、イノベーションを促進し新産業を育成することを狙いにしています。これらを踏まえた安全な成長に関しては、経済活動に必要な安全な環境の確保に努めていくことが求められています。
この他にも、APEC地域において安心して経済活動に取り組める環境を整える取り組みも行われています。食料の安全保障や保健衛生や防災、テロ対策を始めとした多岐にわたる分野において、保護と安全維持のための能力の構築についても取り組まれています。
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